大会2日目 吉見百穴・森林公園ルート


2014/11/6 白山台  椿 公義さん 記

スリーデーマーチ2日目、11月2日晴れ


一夜明けて、翌2日目晴れである。雨上がりの朝の日差しがまぶしい。中央会場の人出も増え、その顔も明るい。天候はこんなにも人の気持ちを変えるのか。8時を過ぎた会場からウォーカーは次つぎとスタートしていく。出発ゲートに並んだ中学生達のハイタッチに答え私も続く。



2日目のコースは国立武蔵丘陵森林公園を経由するルートである。

中央会場を出発し、東進し東松山駅の近く穏やかに周囲の木立を写す下沼公園を回って、コースが伸びていく。市野川を渡る橋を過ぎ左岸をさかのぼると太古の埋葬跡と言われる吉見百穴に至る。
紅葉が始まった桜並木が続く堤防道路をしばらく歩き、東京農大第三高等学校脇を通り岩鼻運動公園を抜ける。昨年はここでは地域の農業祭イベントがあり、食べ損なった岩手の焼き岩牡蠣を今年はと意気込んだのだが、残念ながらやっていなかった。家族連れのウォーカーの明るい声に励まされ歩き続ける。明るい日差しは心を和ます。ウォーカーの色とりどりの服装も気持ちを弾ませる。様々な色が燃える紅葉の始まった並木も楽しい。
 やがて春の赤や白に黄色鮮やかなボタン花を思い出させる野田ボタン園のチェックポイントに到着。今の時期、ボタン苗は敷藁で根本を大切に保護されていた。又、頭上の桜の枝には季節外れの桜花がちらほら。


野田から森林公園を目指す。ゴルフ場脇の山道を黄色くなった山芋の葉やススキの穂を眺めながらやがて障害者福祉施設「あかつき園」の休憩所に到着。つい一月前「高坂丘陵福祉まつり」に出店して頂き、障害者のために様々な活動をされていることを知り、今回は新たな思いで立ち寄った。
ここで豚汁をごちそうになる。ウォーカーに対する施設の皆さんの心こもったもてなしに感激。
 ここの丘を抜けて森林公園までおよそ2Km。狭い盆地に展開する田んぼの中を進むとやがて武蔵丘陵森林公園の中央口に到着。ここでお昼にする。公園の中央口から南口に抜けるのだが、お昼は今回も展望レストランがある展望広場にする。ここは一面の芝生が丘いっぱいに広がる気持ちも休まる場所である。人もまばらな芝生には欅の落ち葉が敷き詰められていた。

朝、中央会場入り口の横断幕

スタートゲートで見送る中学生ボランティア
いつも笑顔でハイタッチ

朝の会場の賑わい

出発直後の様子



下沼公園を歩くウォーカー

吉見百穴近くの市ノ川左岸道路


稲刈りが終わり、はで干し中の稲束
最近は機械で刈り取り機械で乾燥させるので
なかなか見ることはない。

野田ボタン園チェックポイント、中学生ボランティア
が出迎え


あかつき園で休憩するウォーカー

国立武蔵森林公園入り口、夜間ライトアップPR

あかつき園のおもてなし

森林公園中央口から南口へ



展望レストランのある芝生広場


森林公園南口から森林公園駅までの遊歩道


今日も16Kmあたりから足の痛さがピークを迎える。小さな子達が私より早い・・・・。公園の出口から森林公園駅までの遊歩道はしっかり整備されていて歩きやすいが、残念なことにウォークコース指定はこの遊歩道でなくこの左に併走する一般車道になっている。コース管理の基準が分からない。一般の利用者のために遊歩道を開けるためか、その配慮としても一般市民が歩く姿はほとんど見られない。
この地域ではこのイベントは年一回の特別な位置づけにはなっていなのだろう。市のイベントなのに??


やっと15時少し前に中央会場にたどり着く。中央会場に近づくにつれ市街に入るが、ここでも私たちウォーカーは道路端の縁石で仕切られた幅1mほどの歩行者スペースに交通整理員に押しやられる。
少しでも車道側にはみ出れば、けたたましい警笛が飛ぶ。車道は左右2車線。ほとんど車は来ないし普通のウォークイベントでは、通常車が来たときに車に歩行者に注意し徐行を指示し歩行者の保護が常識と思うけど、まあーこの町にとっては年一回、3時間ほど歩くウォーカーは日常生活の車の通行に比べれば歩行者は邪魔なんでしょうかね。なにはともあれ今日も歩き終えた。
会場の支援自治体コーナーでは各地域の特産品の紹介と即売、セールスポイントなどのPRが行われていた。


沖縄県から「水と緑と太陽の里」をイメージしたユルキャラ、「ぎーのくん」も愛嬌を振りまく。

中央会場の休憩エリヤで休むウォーカー

各自治体の展示コーナーの賑わい

沖縄県の「ぎーのくん」も愛嬌を振りまく